金融資産運用設計

金融資産運用設計(CFP29年度第2回) 6~10問

投稿日:

金融資産運用設計 平成29年度第2回

(問題6)

(設問B)以下の文章は、日本銀行が平成29(2017)年4月に公表した「金融システムレポート(2017年4月)の一部抜粋である。

文章の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいのはどれか。

 

 国内預貸業務の収益性は、国内経済の成長力低下や低金利環境の継続などを背景に、趨勢的に低下している。

特に、地域金融においては、地域の人口・営業基盤の縮小など構造的に経営環境が変化するなかで、低収益性の問題はより厳しいものとなることが見込まれる。

(ア)などの一時的な収益対策は、金融機関の収益を短期的に改善しても、それのみでは低収益性という課題の抜本的な解決にはならない。

わが国金融機関の経費率は米欧に比べて高いが、その根本的な原因は、(イ)の低さにあると考えられる。

また、わが国では、(イ)の金融機関のばらつきが米欧に比べて小さく、ビジネスモデルの均質性が高いことが示唆される。

均質で代替的な金融仲介サービスが提供されている場合には、金融機関間の競争の激化につながりやすい。

わが国では、金融機関間の競争激化が全体として金融機関経営の安定性を低下させる原因にもなる。

したがって、地域金融機関においては、収益源の(ウ)や金融仲介能力の向上を通じた地域経済・企業への支援強化、FinTechを含む金融ビジネスでのITの活用などを通して、他の金融機関が提供する金融仲介サービスとの(エ)を図るなど、それぞれが自らの強みを活かした取り組みを進めていく必要がある。

同時に、業務改革などを通じて人材を有効活用し、営業力強化や経営効率向上を図っていくことが重要である。

 

1.(ア)益出し(イ)総賃金利鞘(ウ)国際化(エ)差別化

2.(ア)益出し(イ)労働生産性(ウ)多角化(エ)差別化

3.(ア)損出し(イ)総資金利鞘(ウ)多角化(エ)共通化

4.(ア)損出し(イ)労働生産性(ウ)国際化(エ)共通化

解答 2.

Point (ア)は一時的な収益対策とあるので「益出し」

 

(問題7)

(設問C)下表は我が国の平成29年度一般会計予算(当初予算)である。

下表を基に計算した基礎的財政収支(プライマリーバランス)の金額として、正しいものはどれか。

 

<平成29年度一般会計予算(当初予算)>              (億円)

歳入 歳出
税収 577,120 国債費 235,285
その他収入 53,729 一般歳出 583,591
公債金 343,698  うち社会保保障関係費 324,735
 うち建設国債 60,970  その他一般歳出 258,856
 うち赤字国債 282,728 地方交付税交付金等 155,671
974,547 974,574

 

1.▲6,471億円

2.▲47,443億円

3.▲108,413億円

4.▲169,383億円

 

解答 3.

Point 基礎的財政収支(プライマリーバランス)=(公債金収入を除いた歳入)-(国債費を除いた歳出)

                      =(税収577,120億円+そのほか収入53,729億円)-(一般歳出583,591億円+地方交付税交付金等155,671億円)=▲108,413億円

 

(問題8)

(設問D)次の記述のうち、日本銀行が平成28(2016)年9月に導入することを決定した「オーバーシュート型コミットメント」の説明として、最も適切なものはどれか。

 

1.日本銀行が指定する利回りによる国債買入れ(指値オペ)および固定金利の資金供給オペレーションを行うことができる期間を10年に延長すること。

2.日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%の金利を適用し、10年物国債金利がおおむね現状程度(0%程度)で推移するよう長期国債の買入れを行うこと。

3.長期国債以外の資産の買入は、ETFおよびJ-REITについて保有残高の増加目標をもって買入を行い、また、CP等や社債等は残高を維持すること。

4.生鮮食品を除く消費者物価指数の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続すること。

 

解答 4.

1.は長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)に関する記述

2.は金融市場調節政策に関する記述

3.は国債以外の資産買入れ政策に関する記述

4.オーバーシュート型コミットメントとは、物価上昇率が2%を上回った場合にすぐに金融緩和を止めることなく目標値を安定的に超えるまで金融緩和を継続すること

 

問3

預貯金や積立てが利用できる各種金融商品等に関する以下の設問A~Cについて、それぞれの答えを1~4の中から1つ選んでください。

 

(問題9)

(設問A)下記の<条件>でスーパー定期と外貨定期預金を組み合わせたセット商品を利用した場合、

3カ月後の円ベースでの収益額として、正しいものはどれか。

なお、復興特別所得税は考慮せず、計算過程ではセント未満、円未満を四捨五入すること。

また、利息の計算に当たっては、日割りではなく月単位で計算すること。

 

<条件>

  スーパー定期 外貨定期預金
預入金額 100万円 1万豪ドル
預入期間 3ヵ月 3ヵ月
適用年利率 2.00% 6.00%
為替レート

TTS=84円

TTB=80円

※外貨定期預金の為替レートは、預入時、満期時ともに変わらないものとする。

1.▲26,400円

2.▲25,400円

3.▲24,000円

4.▲23,000円

解答 1.

 

Point 所得税+住民税=20%

①スーパー定期

100万円x2/100x3/12=5000

5千円から20%の税を引いて4千円

3か月後に引き下ろせるのは100万4千円

②外貨定期預金

1万(豪ドル)x6/100x3/12=150

150豪ドルから20%の税を引いて120豪ドル

3か月後には1万120豪ドルになっている

円転して 10、120(豪ドル)x80円(TTB)=809,600円

 

③(最初に預け入れたお金)

100万円(スーパー定期)+1万豪ドル(10,000x84円(TTS))=1,840,000円

④(3か月後、税引き後の受け取れる金額)

100万4千円(スーパー定期)+809,600円(外貨定期預金)=1、813、600円

④-③=▲26,400円

 

(問題10)

(設問B)さまざまな金融商品に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

 

1.普通銀行などが取り扱う退職金専用定期預金は、一般に、退職金を受け取ってから預入れまでの期間に制限はないが、支給された退職金の範囲内でのみ預け入れることができる。

2.ゆうちょ銀行の通常貯蓄貯金は、給与の受取りや公共料金の引き落とし口座に指定することができる。

3.一部の銀行で取り扱われている懸賞金付き定期預金の懸賞金は、一時所得となり総合課税の対象となる。

4.ゆうちょ銀行で個人向け国債を担保に国債等担保自動貸付けを利用する場合、額面金額の80%以内かつ200万円まで貸付けを受けることができる。

 

解答4.

 

1.退職金受け取りから1年以内、かつ支給された退職金の範囲内 預入期間は3カ月物が多い

2.ゆうちょ銀行の通常貯蓄貯金、普通銀行の貯蓄預金は、給与や年金の受け取り、公共料金やクレジットカードの利用代金などの引き落とし口座に指定することはできない。

3.源泉分離課税

4.適切、なお貸付利率は約定利率+1.70%

金融資産運用設計2

 

 

-金融資産運用設計

Copyright© チャレンジCFP , 2018 All Rights Reserved.